
NORIBORN TO DIVE

最新観劇芝居
JACROW#21『くろはえや』


2016年6月10日 20:00
SPACE 雑遊
脚本:吉永恭子
演出:中村暢明
出演:谷仲恵輔
蒻崎今日子
鍋島久美子
小平伸一郎
澤井裕太
森口美樹
菅野貴夫(時間堂)
根津茂尚(あひるなんちゃら)
このところJACROWさんの芝居は連続で観劇させていただいております。ありがとうございます。
狭い空間での緊迫感をあおるような会話劇は観ているほうにも緊張が走りますね。
全員参加の会議の席上での罵倒やら、心配事が絡むセリフ最近なかったような気がしました。しかし今更ダム建設の話は諄かった。見ているうちに役者に嫌悪感を感じるようになってしまった。これは演出勝ちですね。
アズタハルサプロデュース『熱海殺人事件「売春捜査官」』


2017年2月3日 14:00
サンモールスタジオ
脚本:つかこうへい
演出:春田純一
出演:稲村梓
和興
條原功
白石勇
主役の女優:稲村梓が3人の男優を手玉に取って芝居を進めていくのはとても圧巻であり、また存在感があるので、只者ではないことが分かる。
基本4人の役者の役柄からエピソードを積み上げていく芝居なのですがどの男優の役にも絡んでくる彼女の役どころは演技の重さが計り知れない。
またセリフひとつひとつがしっかりと客席の後方まで届くのは最近の女優、特に小劇場系の女優にはなかなかお目にかかれない中で、また合わせて自分の役どころをしっかり主張できる彼女は逸材であると思います。
JACROW#25『夕闇、山を越える』(再演)/『宵闇、街に登る』(新作)


2018年12月20日 19:30
2018年12月21日 19:30
下北沢小劇場B1
脚本:中村ノブアキ
演出:中村ノブアキ
『夕闇、山を越える』
出演:狩野和馬
青木友哉(MU)
内田健介
小平伸一郎(JACROW)
土橋建太
佐藤貴也
林竜三
木下祐子
宍戸香那恵
谷仲恵輔(JACROW)
『宵闇、街に登る』
出演:狩野和馬
青木友哉(MU)
内田健介
小平伸一郎(JACROW)
土橋建太
今里真
根津茂尚(あひるなんちゃら)
山森信太郎(髭亀鶴)
真田真(JACROW)
木下祐子
小林あや
谷仲恵輔(JACROW)
新旧さかさまで鑑賞しましたが、問題はありませんでした。
田中角栄を地方の政治家から国のトップまでにのし上がるまでを金権政治を主軸に常に田中は有権者目線で描いた作品でしたが、人脈図が分かりやすい作品でした。また田中の母ちゃんの教えが彼の政治人生に反映していることも良く分かります。
必ず完結編があると思いますがその時の結末がみんなが知っている田中の没落で描くのではなく良い意味で裏切ってほしいものですが・・・非常に楽しみです。
JACROW#26『ざくろのような』


2019年5月31日 19:30
座・高円寺
脚本:中村ノブアキ
演出:中村ノブアキ
出演:小平伸一郎(JACROW)
狩野和馬
吉田テツタ
谷仲恵輔(JACROW)
佐々木なふみ
堤千穂
福田真夕(JACROW)
芦原健介
真田真(JACROW)
Jacrowの改訂版?
三洋電機が吸収されて松下電器にエンジニアが移るのか、否かまたは中国の電機会社が接触してくるくだりが、何となくあっされと描かれていたのかな?(初演はもう少しヘビーな感じだったような感じがしましたが。)
また上演された劇場は私は初訪問でしたがなかなかいい劇場ですね。さすが公の機関が建てただけのことはあります。客席の傾斜角度が絶品ですね。
『古〜inishie〜』


脚本:池谷雅夫
演出:私 オム
制作:エヌオーフォー (NO.4)
出演:馬場良馬
水瀬慧人
宮下貴浩
上杉 輝
瀬尾タクヤ
木野村温子
小野寺ずる
栗生みな
沖なつ芽
西ノ園達大
劇場のロビーにて懐かしい方々との再開、まるでこの芝居のような観劇日でした。芝居の内容は元劇団員が思い出の劇団の残留資料を整理するために5年ぶりに再会、思い出話に花を咲かせているのですが次第に当時の生々しい劇団内の人間関係が浮き彫りになり次第にギクシャクと歯車が狂いだす。私としてはもう少しこの部分を描いてほしかったのですが・・・ラストは観客に結末を委ねる方式でハッピーエンドとはいきません。私の見解は脇役の幻影が現れた時点で主役は命を絶ったと判断しましたが、他の方はどうでしょうか。
2019年8月2日 19:00
シアターサンモール
JACROW#27『フィクション』


2019年12月5日 19:30
下北沢駅前劇場
脚本:中村ノブアキ
演出:中村ノブアキ
出演:近江谷太朗
福田真夕(JACROW)
佐藤貴也
狩野和馬
小平伸一郎(JACROW)
芦原健介
小崎愛美理(フロアトボロジー)
江口逢(JACROW)
谷仲恵輔(JACROW)
青木友哉(MU)
森田匠(TRASHMASTERS)
當銀祥恵(青年座)
あれから3年日本全国特に東京がお祭り騒ぎから経過した後の2023年お話が3つのオムニバス作品で繋がる要で繋がったり、無理やり繋げっちゃったりという人間ドラマの作品です。
基本はこのお祭り騒ぎに乗っかって痛い思いをしてしまった人たちを描いた作品です。現実味を帯びてこのような結末にならないと良いのですがと願う限りです。

JACROW#31『廻る礎』


2021年11月5日 19:00
座・高円寺
脚本:中村ノブアキ
演出:中村ノブアキ
出演:谷仲恵輔(JACROW)
福田真夕(JACROW)
宮越麻里杏(JACROW)
江口逢(JACROW)
芦原健介(JACROW)
狩野和馬(JACROW)
駒塚由衣
佐藤貴也
津田修平(Ammo)
土橋建太
中野英樹
林竜三
吉田テツタ
2時間オーバーの作品でしたが、中だるみなく長さを感じない、逸品でした。さすが社会派演劇を得意とする演劇ユニット、芝居小屋も絶妙に良かったですね。盆を使っての演出懐かしいね。
因みに、主役の谷仲氏(吉田茂役)の間合い、台詞の強弱の運びにはびっくりしました。さすが劇団の重鎮、改めてベテランの実力を感じております。