NORIBORN TO DIVE
MOVIE THEATER
葛城事件 (2016)
監督:赤堀雅秋
原案:赤堀雅秋
脚本:赤堀雅秋
出演:三浦友和
南果歩
新井浩文
若葉竜也
田中麗奈
舞台から映画化に進んだ作品。まさに舞台ものの匂いがする作品。
「大阪教育大付属池田小学校殺傷事件」の死刑囚を元に練り上げた作品だけのことがあって、かなりヘビーな内容で物語は進んでいく、映画を観おわった後観客もざわつき等なしでどんよりとした感じで帰途につきます。非常に重たい作品となっています。
三浦も歳を重ねるといい役者ですが、若葉この人物はかなり若いのですが、三浦を食ってしまっています。流石大衆劇団の座長だけの事はあります。
チラシ等に出ているキャッチコピー「俺が一体、何をした。」というフレーズのごとく平和な家庭が崩壊していくさまが、悲しい結末に導かれていきます。
ひとつ気になったところが、死刑が確定している囚人のフサフサ長髪ですが、まっ物語には関係ないので、良しとしましょうか・・・。
島々清しゃ (2016)
監督:新藤風
脚本:磯田健一郎
出演:伊東蒼
安藤サクラ
金城実
山田真歩
渋川清彦
角替和枝
でんでん
沖縄・慶良間諸島を舞台に、音楽によって結ばれる人と人の絆を描く、耳が良すぎるために少しの音のズレも気になり、そのせいで変わり者扱いされている少女うみは、コンサートのために東京から沖縄へやってきたバイオリニストの祐子と出会う。それをきっかけに吹奏楽部に参加することになったうみは、周囲との関係がうまくいかないがために頑なに閉ざしていた自分自身を、少しずつ解放していく・・・というロードムービー。ロケーションはたぶん座間味島よりも 阿嘉島、慶留間島が中心であるように思われ、またもう少し自然の綺麗な姿の映像がほしかった。ストーリー的にもこれぞというものがなくて、進展も早くて割と先の展開が読めてしまいました。ちょっと消化不良気味です。しかしこの子役は上手かったですね。この後が楽しみです。
ボヘミアン・ラプソディ(イギリス・アメリカ)
/ Bohemian Rhapsody (2018)
監督:ブライアン・シンガー
原作:アンソニー・マクカーテン
ピーター・モーガン
脚本:アンソニー・マクカーテン
出演:ラミ・マレック
ルーシー・ボーイントン
グウィリム・リー
ベン・ハーディ
ジョゼフ・マゼロ
エイダン・ギレン
トム・ホランダー
アレン・リーチ
マイク・マイヤーズ
私はこの手の映画には明るくないのですが、クィーンファンはもとより、洋楽ファンであれば必見ですね。
クィーンの結成から、アルバム『オペラ座の夜』の企画段階でのレコード会社との対立、またバンドの内部分裂、フレディーの内面の心の変化等々がわかりやすく描かれていますしバンドと“家族”の在り方がいかなるものかと言うことがあまりドロドロした表現で描かれているところに共感が持てましたね。
特にラストのLIVE AIDコンサート出演のくだり、当日の様子は涙腺と鳥肌ものです・・・
なので星を★★★★つ捧げます。
アベンジャーズ:エンドゲーム (アメリカ)
/ Avengers : Endgame (2019)
監督:アンソニー・ルッソ
ジョー・ルッソ
原作:スタン・リー
ジャック・カービー
脚本:クリストファー・マルクス
スティーヴン・マクフィーリー
出演:ロバート・ダウニー・Jr
クリス・エヴァンス
マーク・ラファロ
クリス・ヘムズワース
スカーレット・ヨハンソン
ジェレミー・レナー
ドン・チードル
ポール・ラッド
カレン・ギラン 他
このシリーズの完結編。
3時間オーバーの作品ですが、前作よりも整理されて内容も散漫でもなかったが、その分ちょっと消化不良かな・・・内容は次のシリーズへの大いなる予告編て感じですが、マーベル好き(私は違いますが)はたまらん作品でしょうね。
マーベルもまだまだ元気いっぱいです。
この手の作品はまずは映画館で鑑賞が無難でしょうね。
ココロ、オドル (2019)
三つのオムニバスのストーリーが民宿満月荘とエピローグの打ち上げ花火で微妙に絡み合って展開するちょっぴりほっこりする沖縄版コメディ。
外国人カップルと、民宿満月荘のおばぁと孫が、言葉が通じない中で、時にすれ違いが生じながらも交流していく姿を描いた第1話「夫婦になれない男と女」、兄夫婦に息子を任せたまま島を飛び出し音沙汰のなかった男が5年ぶりに帰郷し、人生をやり直そうとする様子を描く第2話「心の通じない親子」、妻が不倫相手と島を出てしまい、残された娘とぎこちない生活を続けるサバニ職人の男のもとに、妻の不倫相手が現れたことで起こる事件を描いた第3話「家族になれない父と娘」の3話で構成される。
また沖縄の座間味島を中心にオール島ロケと言うことで懐かしさがあります。
アド・アストラ (アメリカ)
/ Ad Astra (2019)
監督:ジェームズ・グレイ
脚本:ジェームズ・グレイ
イーサン・グロス
出演:ブラッド・ピット
ボビー・ニッシュ
地球外知的生命体探求に尽力した父(トミー・リー・ジョーンズ)の背中を見て育ったロイ・マクブライド(ブラッド・ピット)は、父と同じ宇宙飛行士の道に進むが、尊敬する父は地球外生命体の探索船に乗り込んだ16年後に消息を絶つ。あるとき、父は生きていると告げられ、父が太陽系を滅亡させる力がある実験“リマ計画”に関係していたことも知る。ハードミステリSF映画。
ブラッド・ピット最高の演技と言う触れ込みでしたが「セブン」を超える事はなかなか難しかったでしょうね。またおいしい役の女優リヴ・タイラーは「アルマゲドン」張りの演技とは皆無。
また昨今の傾向はハイウッド映画の大作でも中国資本の制作会社が関与しているのですが、この映画には資本注入していないようなのでなお結構です。